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上野東京ラインの開業

上野東京ラインの開業

 平成27年(2015年)3月14日に上野東京ラインが開業しました。これにより、上野駅止まりであった常磐線が東京駅・品川駅まで直通運転となりました。神田駅付近の東北新幹線高架橋を重層化し、東京〜上野間に新たに線路を敷設することにより、常磐線・宇都宮線・高崎線の各方面から東海道線東京・新橋・品川方面への直通運転が可能となったものです。
上野東京ラインの開業

期待される効果

◆ 効果1「混雑の緩和」
朝ラッシュ時において最も混雑率の高い区間の一つである京浜東北線・山手線上野〜御徒町間で混雑率が緩和されます。
◆ 効果2「速達性の向上」
上野駅での乗り換えが不要となり、都心までの所要時間が短縮されます(土浦‐品川間で※約13分短縮)。
※特急列車(一部列車を除く)ご利用時
◆ 効果3「鉄道ネットワークの強化による地域の活性化」
都心とのアクセスが便利になることによる観光振興や企業立地などを通じた地域活性化

課題と当同盟会の今後の活動方針について

現在、常磐線のすべての列車が東京駅・品川駅に乗り入れているわけではありません。現状、特に「朝通勤ピーク時間帯における中距離電車の品川駅乗り入れがないこと」や「夕夜間通勤時間帯における品川駅発の中距離電車がないこと」は、都心への通勤・通学圏に位置している県南地域にとって、不満が残る運行内容となっています。
そうした中、1本でも多く乗り入れ本数を確保するためには、常磐線の利用者数を増やすことが不可欠です。そのためにも、継続して沿線地域の魅力に磨きをかけ、利用促進に向けた活動を実施していくとともに、JRに対してより一層強く要望してまいりますので、お出掛けの際には、常磐線を積極的にご利用いただくなど、沿線の皆様にもご協力をよろしくお願いします。

上野東京ライン開業記念出発式の様子(土浦駅) 上野東京ライン開業記念出発式の様子(土浦駅)

▲ 上野東京ライン開業記念出発式の様子(土浦駅)